雨漏りやシロアリの跡がある家、売る前に不具合をどう伝える?
2026/10/31

雨漏りの跡やシロアリの被害、床の傾きなど、気になる点がある家を売るときは「先に直さないと売れないのでは」「どこまで話せばよいのか」と迷いがちです。すぐ修理を決めたり、黙って様子を見たりするより、先に分かっている不具合を整理して、担当者に正直に伝えましょう。直すかどうかや伝え方は、物件の条件や売り方によって変わります。
気になる点を書き出す
まずは、家の中と外を見て回り、気になる点を書き出しましょう。天井や壁のしみ、床のきしみや沈み、戸の閉まりにくさ、雨の日の水の入り方など、小さなことでもかまいません。いつごろ気づいたか、今も続いているかを添えておくと、担当者が状況をつかみやすくなります。
原因が分からない不具合を、自分で判断して書かないのは避けましょう。「たぶん大丈夫」と思っていたことが、買主にとっては大事な情報かもしれません。分かることと分からないことを分けてメモしておくだけで十分です。外回りでは、屋根や外壁のひび、雨どいの外れ、基礎の様子なども、見える範囲で確認しておくと安心です。

修理の記録を集める
過去に修理や点検をしたことがあれば、その記録を探しておきましょう。工事の見積書や請求書、シロアリ駆除の書類、リフォームの図面、修理前後の写真などがあると、いつどこを直したのかを説明しやすくなります。
書類が見つからない場合でも、覚えている範囲で時期や内容をまとめておけば役に立ちます。相続した家などで経緯が分からないときは、家族や親族に聞いてみるのも一つの方法です。分からない部分は、分からないまま担当者に伝えてかまいません。

直すかどうかは比べてから
不具合があると、売る前に直したほうがよいと考える方も多いでしょう。ただ、修理にかけた費用が、そのまま売却の条件に反映されるとは限りません。買主が建て替えや大きなリフォームを考えている場合は、直さずに今の状態で話を進めることもあります。
直す場合と直さない場合で、手間や時間、売り方がどう変わるかを担当者と比べてから決めましょう。建物の状態を詳しく知りたいときは、専門家による建物の調査を検討するのも一つの方法です。どちらがよいかは物件の条件によって違います。急いで工事を頼む前に、一度相談の場で状況を共有しておくと、選べる売り方の幅を確かめやすくなります。

告知書で伝え方をそろえる
売却を進める段階では、建物や設備の状態を書面にまとめる「告知書(物件状況報告書)」を求められることが多いです。不動産ジャパンの「条件交渉と契約の準備」でも、売主が知っている不具合を伝えることの大切さが説明されています。書き出したメモや修理の記録は、ここでそのまま役に立ちます。
知っていた不具合を伝えずに売ると、引き渡し後に話がこじれるおそれがあります。売った後の責任をどこまで負うかは契約の内容によって変わるため、気になる点は担当者や必要な専門家に確認しましょう。最初から正直に伝えておくことが、買主との安心な取引につながります。後から思い出したことがあれば、その時点で担当者に知らせましょう。
売却・査定の進め方をご相談ください
どこから準備すればよいか迷うときは、現在分かっている情報からご相談ください。資料や現地確認が必要な点を整理し、一つずつ進めましょう。株式会社住まいる不動産販売へ、物件所在地、物件種別、現在の利用状況、売却希望時期を分かる範囲でお知らせください。個別の対応内容や費用は、物件の条件を確認してご案内します。
参考資料(2026年10月29日確認):不動産ジャパン「条件交渉と契約の準備」

