実家を売る前に、思い出の品を家族でどう分ける?
2026/11/01

実家を売ると決めたあと、多くの方が手を止めてしまうのが、家の中に残る思い出の品や家族の持ち物の扱いです。すぐに片付け業者を呼んだり、一人で処分を進めたりするより、先に「誰が何を持ち出したいか」を家族で確かめましょう。持ち出す物が決まれば、残す物の扱いや売り方の相談もしやすくなります。片付けをすべて終えてからでないと相談できない、ということでもありません。
家族それぞれの希望を聞く

最初に、兄弟姉妹や親族など、実家に関わる人に持ち出したい物があるかを聞いておきましょう。写真やアルバム、手紙、仏壇まわりの物、着物や道具類など、人によって大切にしている物は違います。自分には不要に見える物が、ほかの家族にとっては思い入れのある物ということもあります。
話を聞くときは、いつまでに返事をもらうかも一緒に伝えておくと進めやすくなります。遠方に住んでいる家族がいる場合は、写真を撮って送り、必要かどうかを答えてもらう方法もあります。返事を待たずに処分してしまうと、後から気持ちのすれ違いにつながることがあるため、確認を先に済ませておくと安心です。
大切な物と書類を先に分ける

家族の希望を聞いたら、持ち出す物を一か所にまとめて分けておきましょう。箱や部屋を分けておくと、ほかの物と混ざって処分されてしまうことを防ぎやすくなります。誰が持ち帰る物なのかが分かるようにしておくと、受け渡しのときにも迷いません。
あわせて、権利証や登記識別情報、固定資産税の通知書、建物の図面や工事の書類、鍵などは、売却の手続きで必要になることがあります。思い出の品と同じように、捨てずに先に探して保管しておきましょう。見つからない書類がある場合も、自分で判断せず担当者に伝えて確認するのが確実です。
残す物の扱いを担当者と話す

持ち出す物が決まったら、家に残る家具や日用品をどうするかを担当者と話しましょう。仲介で買主を探すのか、不動産会社の買取を検討するのかによって、片付けをどこまで進めるかの考え方は変わることがあります。引渡しまでに片付けが必要になるのか、残したままで相談できるのかは、物件の条件や契約の内容によって異なります。
エアコンや照明などの設備を残すかどうかも、買主との間で認識がずれやすい点です。残す物と持ち出す物の区別をはっきりさせておくと、契約や引渡しの準備が進めやすくなります。片付けの費用や進め方も、物件の条件を確認して決めることになるため、迷う点は早めに相談しておきましょう。
決めたことを家族で共有する
持ち出す物、残す物、処分を任せる物が決まったら、その内容を家族で共有しておきましょう。誰が何を持ち帰ったか、いつ片付けを進めるかを簡単にまとめておくと、後から「聞いていない」という行き違いを防ぎやすくなります。売却の手続きは、売り出しから契約、引渡しまでいくつかの段階があり、それぞれで家族の確認が必要になる場面もあります。
不動産ジャパンの「不動産取引の流れ」では、売却の検討から引渡しまでの段階が紹介されています。全体の流れを知っておくと、片付けや持ち出しをいつまでに終えればよいかの見通しも立てやすくなります。相続や名義に関わる点がある場合は、担当者や司法書士など必要な専門家へ相談しながら進めましょう。
売却・査定の進め方をご相談ください
どこから準備すればよいか迷うときは、現在分かっている情報からご相談ください。資料や現地確認が必要な点を整理し、一つずつ進めましょう。株式会社住まいる不動産販売へ、物件所在地、物件種別、現在の利用状況、売却希望時期を分かる範囲でお知らせください。個別の対応内容や費用は、物件の条件を確認してご案内します。
参考資料(2026年10月30日確認):不動産ジャパン「不動産取引の流れ」

